医療事務への転職を成功させるコツは?勤務形態や医療機関による仕事の違いも紹介!

医療事務への転職を成功させるコツは?医療事務
医療事務

医療事務への転職を考えている人のなかには、「何を基準に選んだらいいのか」「どんなふうに求人を探せばいいのか」と悩んでいる方もいることでしょう。

このページでは勤務形態や医療機関による仕事の違いから医療事務の求人の選び方・探し方、転職のコツをお教えします。

まずは仕事のイメージをはっきりさせる

医療事務へ転職しようとしている方には、医療事務は「事務仕事なので長く働けて、時間の融通が利いて、医療に携われる仕事」と何となくのイメージを持っている方もいるかもしれません。

しかし、求人に応募して採用されるためにはまず、医療事務の具体的な仕事内容、それも、医療機関の規模や雇用形態による違いまで知って、「自分はどう働きたいのか」をはっきりさせておく必要があります。

医療事務を募集した医療機関からすれば、経験や人柄も大切ですが、「長く勤めてくれるか」という点も非常に考慮して採用します。そのため、応募者の希望する働き方が求人の条件と一致していなければ採用されることは難しいでしょう。

医療事務の具体的な仕事内容については『医療事務の仕事内容は?業務の種類や活躍する場所について解説します!』にて解説していますのでご参考になさってください。

以下では医療機関の規模による違いや雇用形態による違いをご紹介します。

病院の規模による医療事務の仕事の違い

病院の場合

病院とは「入院できるベッドが20以上ある医療機関」のことを言います。大学病院や総合病院などを思い浮かべていただけるとよいでしょう。

病院は一日の利用者数も多く業務の量も膨大になるため、業務がセクションごとに分業化されている場合がほとんどです。例えば受付や会計、医療費計算、PCによる入力、レセプト作成といった感じです。

各ポジションでその業務のプロフェッショナルになれるといった点では非常に効率的ではありますが、なかには検査票をチェックして次の部署に回すだけなど、医療事務の知識の必要ない業務を続けなればならないことに苦痛を感じる方もいるようです。

病院ではクリニックでは経験できない入院レセプトの業務を経験できるチャンスがあったり、クリニックや中規模病院に比べて休業制度や福利厚生がしっかりしているというメリットもあります。

クリニック

クリニックは正式には診療所や医院と呼ばれるもので、「入院できるベッドが19未満の医療機関」のことを指します。

医療機関としての規模が小さいので必然、医療事務の人数も少ないです。そのためひとりひとりが受付から会計、検査補助やレセプト作業まで医療事務に係る仕事を全般的にこなすという特徴があります。

未経験から最初に医療事務の仕事に就くならば、クリニックがおすすめです。医療事務の仕事全般を覚えることができますので、その後転職などで他の医療機関に移るとしても採用されやすくなるでしょう。

ただし、少ない人数でシフトを回すため、連休を取ったり急な休みを入れることは難しいというデメリットもあります。

雇用形態による医療事務の違い

正社員として働く

医療機関の直接雇用で無期限で働くのが正社員です。福利厚生もしっかりしており長期で働くにはおすすめの雇用形態です。

医療事務は新卒などでなくても正社員採用の求人が多く、転職でも正社員を目指しやすい職種です。

一方で正社員は、医療機関の診療日・診療時間に合わせて出勤しなければなりません。そのため、例えば「水・日休診」のクリニックなどに勤める場合は連休を取るのが難しくなります。

また、パートや派遣職員と一緒に仕事をする職場の場合、正社員はそのまとめ役となって責任ある仕事をすることを求められます。

派遣社員として働く

派遣社員は派遣会社と契約し、紹介された医療機関へ勤務するという働き方です。契約期間だけ勤務し、契約更新をされればその後も同じ医療機関で働くことができます。

派遣社員は基本時給制で比較的高時給で雇われるケースが多いです。また、時短勤務や「週○日まで」といった勤務をすることができるのも派遣社員のメリットです。

一方でボーナスや退職金制度がないなどのデメリットもあります。

大学病院や総合病院などでの勤務を目指している方には派遣社員がおすすめです。なぜなら、大学病院や総合病院などの大きな病院では医療事務の数も100人規模になることもあり、病院側での管理が難しいため、すべて外部の派遣会社などに一任していることが多いからです。

パート・アルバイトとして働く

パート・アルバイトは医療機関との直接雇用ですが、契約期間を設けて働く働き方です。もちろん契約更新をされれば続けて働くことができます。

パート・アルバイトのメリットは自分の勤務時間や週の勤務回数など自分のライフスタイルに合わせて働くことができるという点です。「子供が学校に行っている日中だけ」や「夫の扶養内で働きたい」などの主婦の方でも働くことができます。

デメリットとしては勤務時間数などによっては社会保険適用が適用されないことや、ボーナスや退職金などの福利厚生を受けられない点です。

医療事務への転職を成功させるコツ

いろいろな求人媒体を活用しよう

以上の要件から自分の探したい求人をイメージできたら、実際に求人を探していきましょう。

求人サイト

求人を探す際、現代では求人サイトを活用するのが一般的だと思います。

その際、もちろんリクナビやタウンワークなどの求人サイトでも医療事務の求人は出ています。しかし、より多くの医療事務の求人を比較するためには「医療事務特化型」の求人サイトを活用することをおすすめします。

また一つの病院・クリニックが全部の求人サイトに情報を載せているわけではありません。いくつかのサイトを見比べて、より多くの求人に目を通すようにしましょう。

派遣会社に登録する

派遣会社に登録し、条件を伝えて求人を探してもらうのも一つの手です。

紹介先が気に入れば、そのまま仕事を開始することもできます。また、求人には出ていない非公開の求人を紹介してもらえることもあり、採用の幅が広がります。

ハローワークを活用する

ハローワークにも医療事務の求人はあります。全国どこでもあり、誰でも利用することができますので、足を運んでみてください。

また、医療事務はハローワークが実施する公的職業訓練として、無料で講座を受けられる可能性があります。失業中であるなどいくつかの条件がありますが、職業訓練を受けて知識を身に着け、そのままハローワークで就職・転職先を斡旋してくれますので、気になる方はハローワーク窓口まで問い合わせてみてください。

病院・クリニックのホームページをチェックする

近所のクリニックや気になる病院が求人サイトなどに求人を出していない場合、その病院・クリニックのホームページをチェックしてみてください。

病院・クリニックによっては、サイトのどこかに求人ページやリクルートページがあり、そこからスタッフを募集している場合もあります。

たくさん応募する

少しでも「いいな」と思った求人があったら、迷わずどんどん応募しましょう。

医療事務は人気があり倍率の高い仕事です。特に未経験から転職する場合、同じ求人に経験者が応募していたら勝つのは難しいでしょう。

少しでも採用のチャンスをつかむためには、なるべく多くの求人に応募して確立を上げることが重要です。

資格を取得する

上述したように医療事務の求人にはたくさんの応募が集まります。そのため未経験者が経験者を抑えて採用されることは非常にまれです。「未経験OK」といった求人もありますが、そういった求人であっても経験者も応募しますので、難しいことに変わりありません。

それでも医療事務への転職を考えているのであれば、医療事務の資格に挑戦してみましょう。

資格取得の勉強の中で医療事務の基礎知識が身に付きますし、資格を持っていることで知識があることを証明できますのでアピールポイントにもなります。

また、基礎知識をもっていることで、現場で実際に働き始めてからもスムーズに業務に入っていくことができます。

>>医療事務の資格を紹介!資格取得のメリットなども解説します。

まとめ

医療事務への転職を成功させるには、自分がどのように働きたいかのイメージを持つことが大切です。

大きな病院では医療事務の仕事の一部を専門的に任せれて働きます。一方クリニックなどでは一人で医療事務の業務全般をこなすことが多いです。

雇用形態で見ていくと、正社員は安定して働けるが、休日や勤務時間はコントロールできません。派遣社員は高時給で、時間などの融通もある程度ききますが、ボーナスなどの福利厚生がありません。パート・アルバイトは時短など自分のライフスタイルに合わせて働けますが、社会保険適用や福利厚生の面で不安が残ります。

未経験で医療事務の求人を探すには、まず医療事務の資格を取ってアピールポイントをつくり、求人サイトや派遣会社など広い視野で求人を探して、気になった求人には迷わず応募することが大切です。

よい転職ができることを祈っています。

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