医療事務は独学で合格できるか?
医療事務になるために資格を取ろうと検討している方のなかには、「独学」で資格試験に挑戦しようとしている人もいることでしょう。では、独学で医療事務の資格を取得することは可能なのでしょうか?
結論からいうと、独学でも合格は可能です。医療事務の資格試験は比較的合格率が高いものが多いですし、メディカルクラークのように認知度の高い資格でも受験資格の定めがなく誰でも受けることができるためです。
しかし、初めて医療事務について勉強する方には、独学はおすすめできません。お金がかからない分、独学にはデメリットも多くあるからです。とくに、初めての方にとって負担が大きく感じられることも。
この記事では、「独学でも医療事務には合格できるのに、なぜおすすめしないか」その理由について紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
医療事務は独学でも合格できる
医療事務は、独学でも合格はできます。なぜなら、医療事務の資格の中には合格率が高い試験もいくつかあるからです。
医療事務の資格は1つだけでなく、たくさんの種類があります。その種類の中から、合格率の高い試験を選べば、医療事務が未経験でも独学で合格できるかもしれません。
また、「認定校の卒業」や「講座を修了しておくこと」など、特別な受検資格がいらない試験も多く、専門学校に通わなくても気軽に受験できます。それでも、未経験の方や医療業界で働いたことがない方には、独学をおすすめしません。その理由は記事の後半で詳しく解説していきます。
独学にしようか、講座を受けようか迷っている方は、講座の無料パンフレットを読んだり無料の体験授業に参加したりしてみましょう。
「講座を受ける」「独学で勉強する」のどちらが合っているのか、判断するためにたいへん有効な手段です。
「早く」「確実に」資格が欲しいなら講座に”投資”
講座を受講して効率アップ
そこで、「早く」「確実に」医療事務の仕事に就きたい初心者の方は、通信講座や通学講座を受けましょう。
費用は数万円程度の講座が多いため、月給制の正社員になれた場合、初任給で資格取得費用の元が取れることが多いです。
・試験傾向に合わせたテキストが手に入るので、試験傾向分析やテキスト選びの手間が省ける。
・カリキュラムがあらかじめ組まれているので、試験勉強の効率が上がる。
・就職のサポートが手厚く、企業から直接求人応募の依頼が来ることも。
独学の場合、上記は全て自力で行います。
通信講座の特徴
通信講座はテキストや映像講義などの教材を用いて家で勉強をしますので、自分のライフスタイルに合わせて勉強を進めることができます。
料金は約4万円~6万円ほどで、通学講座ほどお金がかかりません。なるべく費用を抑えたい人、育児や就業中で通学できない人は、通信講座で勉強すると良いでしょう。
通信講座が気になった方は、下記ボタンから無料のパンフレットを届けてもらうことができます。
通学講座の特徴
通学講座は、講師が教室で授業をします。そのため、分からないことがあればすぐ聞けるのも魅力的。
料金は約6万円~10万円ほどです。他にも、通学するための交通費もかかるので注意しましょう。
通学の場合、指定の時間に教室に行かなければいけないので時間的にも拘束されることに注意しておきましょう。ただし、通信に比べて通学のほうが短い期間で修了するケースが多いようです。
時間とお金に余裕がある人、ライバルや先生がいる環境がいい人は、通学がおすすめです。
下記の青いボタンからお住いの地域やあ都道府県を選択肢、無料のパンフレットを入手できます。
独学をおすすめしない5つの理由
1. 分からなくても、誰にも質問できない
医療事務は専門職です。医療の専門用語の意味からレセプトの作成方法など、かなりの量の専門知識を身につけなくてはいけません。そのため、勉強していると、初心者の方には理解しにくい言葉や法律もたくさん出てきます。
当然、独学だと誰にも質問できません。先生もクラスメイトもいないので、自分で解決するしかないのです。するとテキストの解説しか頼りにならないので、初めての方には大きな負担に。
もちろん、分からないところも、解説を読んでしっかり理解できれば問題ありません。しかし、「すぐ教えてもらいたい」というストレスは大きいもの。
だんだん、勉強がストレスになってきて、モチベーションを維持するのも難しくなってしまうのです。
2. 全て自分でそろえなくてはいけない
医療事務の試験勉強で必要になるのは、次の5つです。
・診療報酬の点数早見表
・医療保険制度や医療の法律、規則のテキスト
・過去問題集(取得したい資格の試験で過去に出題された問題)
・レセプト作成のテキスト
・電卓
だいたい合計で約1万~1万5,000円かかります。
独学は、お金がかからないのがメリット。しかし、たくさんあるテキストから自分にあったテキストを探さないといけません。本屋さんから「これだ!」という1冊を見つけるのは、とても労力がいるもの。
そのため、初めての方は「どれがいいんだろう?」と時間をかけて悩み、勉強のスタートが遅れてしまいます。 また、過去問題集は資格によって入手できないことも。初心者にとって全て自分で必要なものを選ぶのは、あまり効率的ではないのです。
3. 試験傾向の情報が少なく、効率的に勉強できない
通信講座やや通学講座では、試験の情報がすぐに入ってきます。そのため、試験の傾向に合わせてバランスよく対策することが可能です。
しかし、独学は自分で全て調べないといけません。「最新の情報」と思っていたのに、実は最新の試験の傾向をキャッチできていないことも。そのため独学だと、何をどれだけ勉強すればいいのか判断しにくいのです。
「重点的に学習するポイント」が分からないと、学習の計画を作成できません。効率的に勉強するための「情報」が少ないため、初心者には負担が大きくなるでしょう。
4. 法律が改正された後も、自分で対応しなくてはいけない
「法律なんて、めったに変わらないでしょ?」と思うかもしれませんね。実は、医療事務に必須の「診療報酬点数」は、2年に1度のタイミングで大きな改正が行われています。
もし法改正の対応をせずに試験を受けたら、勉強した知識が試験で活かせないことも。法律の改正の内容に合わせて、試験対策も行わなくてはいけません。
しかし、初めての方には、改正で「どこが」「どのように」変わったのか分かりにくいもの。独学は全て自分で対応することになるので、初心者の方には荷が重いかもしれません。
5. レセプトの内容が理解できても、就職した後で苦労することも
独学でレセプトの作成方法を理解できても、就職した後で苦労することがあります。なぜなら、職場となる医療機関のほとんどで「電子カルテ」や「レセプトコンピューター」を導入しているからです。
医療事務の試験では、レセプトを「手書き」で作ることが一般的。しかし、レセプトを手書きで作っている医療機関は、ほとんどありません。そのため、通信講座や通学講座では試験対策のほかに、電子カルテやレセプトコンピューターのソフトが入っているパソコンを使って、実践授業をしているところも。
独学で同じように実践練習をするのなら、自分でソフトを手に入れてパソコンを設定しなければいけません。高度なパソコンスキルと知識も必要なので、とてもハードルが高いでしょう。
このように独学は、全て自分で管理しなくてはいけません。初めての勉強は、思うように進まないもの。特に「できれば1回で合格したい」という方にはおすすめできないのです。
まとめ
医療事務は独学で合格できるかどうか、説明してきました。医療事務の資格には、たくさんの種類があります。合格率の高い試験や、特別な受験資格がないものもあるので、独学でも合格可能です。
しかし、独学は全て自分で管理しなくてはいけません。テキスト選びから情報収集をしながら、分からないところは自分の力で解決する…。初めて医療事務を目指す方には、負担が大きすぎます。
負担が大きいと、勉強そのものがストレスになってしまうことも。初めてだからこそ、プロの力を借りた方がはやく確実に合格できて、効率もいいのです。
ぜひこの記事を参考にして資格を取り、医療事務として活躍してくださいね。
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